NEW WORKS / まえばしガレリア サイン計画

 

 

 

まえばしガレリアは、橋本薫さんが代表を務める株式会社まちの開発舎が企画運営、平田晃久さん(平田晃久建築設計事務所)が建築・設計を手掛けております。
レジデンス、レストラン、ギャラリーを併設した施設で、幾つものキューブがずれ重なり合う建築や、前橋という街におけるノイズ的存在となる点から「可読性と不可読性」をデザインの軸に、ロゴマークとその他サインを設計しています。レジデンス内誘導サインもある視点から見た際に初めて可読できるアートとサインの境界のようなものとしました。

ですので、壁面にある、文字やグラフィックは職人の方と、我々スタッフによる手書きで描いてます。

 

まえばしガレリアの内廊下は長い回廊の様になっています。と、平田さんからご説明を受けて、長いという事を活かした誘導サインを考えました。
高速道路で目にする進行方向からの角度によって形が見え隠れするスリット状の数字が、その先にある部屋番号を表しています。
正面からだとただの銀のスリットにしか見えません。
壁面が細かい凹凸のレジン加工な事と、物質感がむき出しの建築空間なので、サインは全て、我々スタッフと職人の方の手書きによるものです。

銀の光沢のある塗料が角度の違い、光のあたる瞬間にキラキラと輝き、凸凹した表面にアルミホイルが張り付いたようで、空間の雰囲気にピッタリで良かったです。

 

クライアント:まちの開発舎

建築・設計:平田晃久建築設計事務所(https://www.hao.nu

サイン製作・施工:アクト企画(https://actkikaku.co.jp)、AFFORDANCE.inc

撮影:吉江淳(http://yoshie-atsushi.net

所在地:群馬県前橋市 前橋ガレリア(https://www.towndevelop.jp

AFFORDANCE inc.
https://www.affordance.tokyo
平野篤史
萱沼大喜
赤間冴江子
山本えりこ