三重県津市にある、パナソニックのコンセント・スイッチを制作している工場の空間グラフィック。

この工場は社員の方が毎日働く場であるということ、また、国内外の見学のお客さまが工場について知るための説明ツアーもあり、どのような方法で部品を組み立てているか?を分かりやすさに加え、感覚的に、親しみやすさや可愛らしさ、安心感などが感じられるようなイラストにより空間演出をしています。

工場に大きく立ち並ぶ柱に、三重県の自然や動植物、キャラクターや動植物になったコンセントやスイッチたちのイラストレーションを展開していて、工場を歩きながら緑の森の中を歩いているような気持ちになったり、生き物やコンセントたちを探して見つけてみたり、毎日訪れる方も初めて訪れる方も、見る度に新しい発見があるような空間になるように計画しています。

床に描かれた水たまりのイラストレーションは、見学に来た方へ社員の方が説明する際の目印になっており、その上には天井から吊り下げられた部品の名前とアイコンが分かりやすく掲示されます。通路を振り返った際に、また違う驚きがあるように、柱との連動したイラストが吊り下げられている事も演出の特徴です。

施工は手描きでタカハシ工芸の職人の方々、アルバイトの方々、スタッフで描いています。年末年始に朝から夜まで尽力頂いた皆さま、本当にありがとうございました。

クライアント:パナソニック株式会社

グラフィックデザイン担当:平野篤史 赤間冴江子 平井彩萌

サイン制作:株式会社博展

サイン施工:株式会社オオヨドコーポレーション

サイン手描き施工:タカハシ工芸 AFFORDANCE 鳥山耀太 アルバイトスタッフ

撮影:関矢士門