小千谷市ひと・まち・文化共創拠点 ホントカ。VI計画
小千谷市ひと・まち・文化共創拠点 ホントカ。VI計画
2024-12-23
小千谷市ひと・まち・文化共創拠点 ホントカ。 におけるVI計画。
人、アイデア、新たな出来事、知的情報、文化情報が集結し、また広がっていく場。という状態をデザインに置き換えています。
平田晃久さんの建築コンセプトである、小さい単位が集まり構成する小千谷の形、成り立ち。という事を、グラフィックの造形の最小単位の点(スクエア)を配列し、それらが集まり、繋がり、形を成す。という事で、文字、アイコン、ピクト、サインに纏わる全てのデザインを踏襲しました。
最小単位をスクエアのドットにしている理由としては、この施設の持つ、実空間と仮想空間の横断、融合。という事が大きな理由であり、スクエアというかたは、仮想空間において、すなわちデジタルで表す最小単位の図像であり、実空間においては、四角形のモチーフはあらゆる形の中で、最も完全な形態を表すとされています。
また、平田晃久さんのこの建築における、アンカー空間との親和性も鑑みています。
可読性と非可読性の間の様な状態は、20世紀形の太く固定化した不動のイメージではなく、未来型のデザインとして、見る人、見る状態によって、多様な受け取り方が出来る事、人々に主体的思考を促す引力を持った余白を大事にしたいと考えています。
オリジナルフォントは、スクエア、直線ライン、曲線ライン、三角形のみで全て制作しています。
今回、最小の情報として、図書館における十進分類にオリジナルのアイコンも作っています。
そのアイコン達は、アンカーにおいては、漢字一文字で表されており、そこで行われる活動を基に配架される十進分類のアイコンが集まり漢字を形成しており、それは、この施設の特徴である動く書棚(フロート)においても、中に配架される分類を表現したアイコン達が書棚側面に印字されている。
同じアイコンは配架されている本の背にシールとして貼られており、共通するサインシステムとなっています。色は小千谷の代表的なモチーフである錦鯉からカラーピックしている。
フロートの小さいアイコンの集まりは、一つ一つのフロートに割り振られた十進分類が横断されており、その分布図から形を作り出している。
それは、まるで錦鯉の鱗の模様に見える様、デザインをしています。
建築設計 平田晃久建築設計事務所
アカデミック・リソース・ガイド
国際開発コンサルタンツ
サイフォン
担当 AFFORDANCE inc.
平野篤史
萱沼大喜
赤間冴江子
山本えりこ