ふじさわエリマネ VI計画・サイン計画
ふじさわエリマネ VI計画・サイン計画
2024-10-09
一般社団法人藤沢駅周辺地区エリアマネージメントのVI計画とサイン計画。
藤沢という場所のアイデンティティーは何か?
という問いから、デザインの検証作業をスタートしました。
最初は、波や風や湘南らしいモチーフを試していましたが、
この太平洋に面した地区では、どれも同じようなデザインになってしまうので、
そことは別の要素が必要だと考えました。
藤沢市には、江ノ島があります。江ノ島は、その昔、本当に海の中に浮かぶ島だったようで、
長い歴史の中で陸地が生まれ、人が住み、生活が営まれた場所です。
ですので、多くの遺跡や化石も出土しています。
今では、江ノ島までは橋で渡る事が出来ます。
それは、観光としての資産でもあると同時に、この藤沢という場所の「へそ」のような存在だと思います。
江ノ島を中心に、藤沢市の形、藤沢から出土した、数百年前の遺跡の形をそのままトレースし、
「山」「街」「波」を構成し、「ふ」という文字を作りました。
数百年前の形と、今の藤沢市の形、そして、街としての構成要素を掛け合わせた、
プリミティブで新しいデザインです。
クライアント:一般社団法人藤沢駅周辺地区エリアマネージメント
クリエイティブディレクター:増田隆一郎
ウェブコーディング:松永篤
デザイン担当:平野篤史 赤間冴江子