エアリスベース AIRYS BASE サイン計画





































































































エアリスベース AIRYS BASE サイン計画
2025-04-21
群馬県太田市新田金井町にある、平田晃久建築設計事務所様が設計された、新田図書館、保健センター、西サービスセンターの複合施設、エアリスベースのサイン計画です。
ロゴの「エアリスベース」の書体は、太田の土地と図書館の特徴をコンセプトに作られています。街に広がる大きな道、立ち並ぶ鉄塔、また漫画がメインに配架されるという図書館の特徴を、デザインのモチーフとしていおり、屋外にある看板は地元の制作会社様のご協力の元、地面から浮遊したような構造で制作されました。館内の室名サイン等の書体も太田の町の特徴、建築の特徴をリソースとしたフォントをオリジナルで制作し、館内のあらゆるサインに展開しています。
またこの図書館の最大の特徴は、天井に配された大きなグラフィックサイン。平田さんの設計された同一空間の連続により、天井が大きく空間を横断していく設計になっており、当初から平田さんのご意向で、大きなサインを天井に配置する事を検討してきました。その上で、何をデザインするか?を様々に検討する中、漫画というキーワードから引き出した、漫画的要素(吹き出し、スクリーントーン、コマ割り線など、、)をモチーフにデザインをしています。それらが、各エリアの図書の配架によって、色とグラフィックによってわかりやすく分類されています。大きな空間をゆったりと歩く事で、徐々に現れる天井のサインが、書棚に配置された大きな分類サインと色によって構成されている中型分類サインによって、どの世代の方から見ても、わかりやすく情報を感覚的にキャッチできることを目指しています。
カウンターサインの形状やアイコンのデザインについても、一貫して漫画をデザインモチーフとして制作しています。
建築設計:平田晃久建築設計事務所
担当:平野篤史 / 赤間冴江子
サイン制作施工:有限会社アクト企画
サイン制作施工(外看板):株式会社シャルムデザイン
カッティングシート協力:株式会社中川ケミカル
撮影:吉江淳