「ふじさわエリマネ」WEBサイト

一般社団法人藤沢駅周辺地区エリアマネージメントのVI計画とサイン計画。

藤沢という場所のアイデンティティーは何か?

という問いから、デザインの検証作業をスタートしました。

最初は、波や風や湘南らしいモチーフを試していましたが、

この太平洋に面した地区では、どれも同じようなデザインになってしまうので、

そことは別の要素が必要だと考えました。

藤沢市には、江ノ島があります。江ノ島は、その昔、本当に海の中に浮かぶ島だったようで、

長い歴史の中で陸地が生まれ、人が住み、生活が営まれた場所です。

ですので、多くの遺跡や化石も出土しています。

今では、江ノ島までは橋で渡る事が出来ます。

それは、観光としての資産でもあると同時に、この藤沢という場所の「へそ」のような存在だと思います。

江ノ島を中心に、藤沢市の形、藤沢から出土した、数百年前の遺跡の形をそのままトレースし、

「山」「街」「波」を構成し、「ふ」という文字を作りました。

数百年前の形と、今の藤沢市の形、そして、街としての構成要素を掛け合わせた、

プリミティブで新しいデザインです。

クライアント:一般社団法人藤沢駅周辺地区エリアマネージメント

クリエイティブディレクター:増田隆一郎

ウェブコーディング:松永篤

デザイン担当:平野篤史 赤間冴江子